成都を代表する夜の楽しみといえば、何と言っても川劇の舞台です。四川の民謡、芸能、方言を融合させた中国有数の地方戯曲であり、成都はその本場です。外国人観客が何より目当てにするのが変臉です。役者が一回転し、袖を払うと、顔の隈取が一瞬でまったく別のキャラクターに変わります。
舞台で実際に何が起きるか
川劇は歌、台詞、所作、アクロバット、喜劇、そして超絶技を一体にします。変臉のほか、役者が火の筋を吐く吐火、綱渡り、中国語がわからなくても笑える喜劇があります。変臉のタネは衣装の後ろに隠した、一枚一枚描き分けた薄い絹の仮面の山で、鍛えた手の動きと息で一瞬で引き剥がされます。達人は数分で十枚を替え、最後は白い無地の顔を見せます。
中国語がわからなくてもなぜ楽しいか
- 視覚的です。面、火、衣装、動きが一言の翻訳もなく物語ます。
- 観光客向けのショーは国際客向けに編集され、短い芝居と字幕があり、長く退屈な独唱はありません。
- 三百年続く生きた芸能で、テーマパークの偽物ではありません。
どこで見るか
古典的な夜回りは蜀風雅韻です。青羊宮近くの清代様式の劇場で、開演前に耳かきや蓋碗茶、四川木偶・影絵も体験できます。もう一つの老舗は市中心の錦江劇場です。ディナー付きパックが広く売られています。
実用情報
- 会場(蜀風雅韻):青羊区、浣花溪・青羊宮近く。地下鉄2/4号線通恵門駅からタクシー
- 公演時間:通常夜20:00開演、約90〜100分。前日予約がおすすめ
- 料金:約150〜380元、席種・パックで変動。VIP席は茶菓子付き
- ヒント:事前オンライン予約必須。早めに着いて茶館の雰囲気を。舞台裏の撮影は禁止です。変臉は瞬きより速いので、瞬きしたら見逃します。
一夜の川劇は、笑いとどめ具合を連れて帰る、博物館の棚にはない成都の記憶です。