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歴史・文化

#8 永陵・王建の墓

都市公園のど真ん中にある珍しい地下の帝王陵。そして二十四体の石楽伎が千年後も「演奏」を続けています。これが永陵です。

#8 永陵・王建の墓

中国の帝王陵のほとんどは、郊外の墳丘の下に封印されています。永陵は違います。繁華街の中に置かれた王陵で、レンガのアームの地下室にまっすぐ入っていけます。ここに眠るのは王建(847〜918)。五代十国の動乱期に成都で皇帝となり、前蜀を建てた建国の君主です。

王建とは誰か

907年に唐が滅びると、中国は複数の政権に分裂しました。武家の出身で卑賤から身を起こした王建は四川を支配し、自ら前蜀の皇帝と称しました。在位十一年は比較的平和で文化的でした。北方からの難民を保護し、芸術を守り、北方が戦乱の中にあるとき成都を唐風文明の避難所としたのです。918年に没し、永陵に葬られました。

墓室と二十四楽伎

多くの帝陵と異なり、永陵の墓室は地上でレンガを組んでから盛り土をかけられました。1942年の発掘で、考古学者は王建の石棺床を見つけました。その周りの浅いレリーフには、唐代宮廷楽団一式を演奏する二十四人の女性楽伎が刻まれています。琵琶、箏、笛、鼓、簫などです。彼女らは現存する最高水準の唐代音楽图像のひとつ、千年凍った楽団です。王建の石の肖像も、中国に現存する数少ない写実的な帝王肖像のひとつです。

見どころ

  • レンガアーチの地下宮殿。ひんやりと意外なほど無傷です。
  • 棺床を囲む二十四楽伎のレリーフ。
  • 王建の玉帯、石刻、副葬品の複製を展示する地上の小博物館。

実用情報

  • 住所:金牛区永陵路10号、成都市中心部
  • 交通:地下鉄2号線通恵門か5号線花牌坊駅から少しタクシー。小公園への標識に従ってください
  • 開館時間:約8:30〜18:00。地下墓室は保全のため短時間閉めることがあります
  • 入場料:約20元、手頃です
  • ヒント:静かで空いており、1時間で十分です。墓室はひんやりするので上着を。楽伎の持つ楽器をよく見て。一つひとつが名前のある唐代楽器です。

二十四人の楽伎は暗闇で千年も演奏を続けてきました。永陵では、今でも彼女らの音が聞こえてくるようです。

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