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グルメ

#6 鍋水餃、甘辛ラー油の小さな餃子

スープなし、酢じょうゆもなし。茹で上がりをそのままラー油ダレで――成都でも古い歴史を持つ点心。

#6 鍋水餃、甘辛ラー油の小さな餃子

鍋水餃(ジョンシュイジャオ)は清末に鐘という屋台が売り出したことにちなむ。北方の水餃と違ってスープもつけダレもなく、茹でたてを浅い皿に盛り、店秘伝のラー油ダレをかけるだけ。皮は薄く、具は豚肉だけで、白菜も海老も入らない。一口食べれば、純粋な肉のうま味とラーオイルキが押し寄せる。

ダレの正体

決め手のタレは、ラー油、薄口醤油、ほんの少量の砂糖、一滴の黒酢、にんにくペースト、煎りごま。見た目は赤く燃えるようだが、口に入れるとまず甘く、次に塩気、そして喉の奥でふわりと花椒がしびれる。一皿10個、ぷっくらと盛られ、二つずつつゆごとすくって食べる。

注文と組み合わせ

味見なら「一両」(約6個)、軽い朝食なら「二両」(10個)。酸辣湯(スアンラータン)や氷梅湯を添えて。大皿料理のメインにはしないこと、あくまで点心だ。

実用情報

  • 住所:鍋水餃総店、人民中路の天府広場そば。春熙路にも支店。
  • 交通:地下鉄1/2号線天府広場駅A出口、または2/3号線春熙路駅。
  • 営業:9:00~21:00前後。
  • 予算:小皿 ¥15~25、スープと飲み物を足して一人 ¥30~50。
  • コツ:食べる前に餃子をタレの中で転がす。油っぱければ「少油(シャオヨウ)」。

旅行者へのワンポイント

鍋水餃は四川料理の中でも最も優しい入門編。辛さが丸く、砂糖が辛さを受け止める。小さくて無限に食べられるので、気づけばもう一皿。武侯祠や宽窄巷子の合間にどうぞ。

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