電子科学技術大学(University of Electronic Science and Technology of China・通称UESTC)は、電子情報分野に特化した中国でも有数の研究型大学です。1956年に成都電訊工程学院として創立され、全国から教員を集めて発展し、旧985工程・双一流の重点校となりました。業界では「中国の電子通信分野のMIT」とも呼ばれ、回路・チップ・レーダー・5G・半導体・コンピュータを学ぶ人にとって、中国電子情報産業のど真ん中に位置する大学です。
得意分野
最も強いのは電子科学と技術、情報通信工学、コンピュータ科学です。卒業生は中国の通信、チップ設計、インターネット企業に広く活躍し、キャンパス自体が成都のハイテク回廊に位置して研究機関や本社に隣接しています。学生は全国ロボットコンテストや数学モデリング、プログラミング競技でしのぎを削り、実験室は産業レベルの設備です。総合大学と違い、ほぼすべての専攻が工学・ハードサイエンス寄りです。
キャンパス
- 清水河キャンパス:西部ハイテク区にある本キャンパス。近代的で緑が多く、ソフトウェア団地に近い。
- 沙河キャンパス:成华区建設北路にある古いキャンパス。都心に近い。
- 西部ハイテク区には研究院や科学園も広がります。
両キャンパスは地下鉄とスクールバスで連絡し、清水河は地下鉄6号線、沙河は6号線・8号線が最寄りです。キャンパス間の用事は時間に余裕を持ってください。
実用情報
- 住所:清水河は西部ハイテク区、沙河は成华区建設北路。
- 交通:地下鉄6号線が清水河方面、沙河は6号線・8号線。成都東駅から地下鉄で45〜60分。
- 見学:構内は一般開放。門で身分証かパスポートを登録。清水河図書館と湖畔の散歩道が見どころ。
- 出願:複数の英語による学士・修士プログラム(電子・コンピュータ・通信)を国際学院がオンライン募集。秋入学は春頃締切。英語学位の学費は年約3万〜4.5万元人民幣。額は年度発表を確認。
- 奨学金:CSC、四川省奨学金、大学の成績優秀新生奨学金に応募可。
外国人へのヒント
- 英語科目はあっても日常は中国語。着任前に最低限の中国語を学ぶか、留学生向け無料中国語講座を活用。
- ハイテク区キャンパスは静かで広く都心から離れているので、移動は地下鉄か配車アプリが必須。食堂は安くて量が多い。
- 研究や産業連携なら、清水河周辺のソフトウェア・半導体団地が徒歩圏。春秋に合同説明会が多い。
- 役立つ中国語:电子科技大学(ディエンズーケージーダーシュエ)、清水河校区。
電子科技大学は中国の電子情報人材を育てる本拠です。厳格で実務的、産業に直結しています。外国人技術者や学生にとって、清水河を一日歩くだけでも、中国の工科教育の最前線が実感できます。